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2010.07.19

ちゃぶ台をひっくり返すリーダーとは?

投稿者:中道 | コメント (0)


『なくもんか』
主演:阿部サダヲ、瑛太、竹内結子

あなたはちゃぶ台を
ひっくり返せるリーダーですか?

誠に勝手ながらわたくし、
ビジネスマンのリーダーシップのことを
“ちゃぶ台をひっくり返せる力”
と呼びたいんですが・・・

今日は、男女問わず、
そんなリーダーに観て欲しい
映画を観ました。

なくもんかです。

人を動かすリーダーシップを全く別の
角度から教えてくれる、そんな映画です。

特に阿部サダヲ演じる主人公の口癖は、
人生で最も輝く魔法の言葉のひとつに
認定されるべき名句です。
(それは最後に紹介します)

あらすじは・・・  

びっくりするぐらい親父がダメで、
びっくりするぐらい見事に両親が離婚し、
びっくりするぐらい親父が人の金を持ち逃げして、
びっくりするぐらい豪快に母を事故で失い、
びっくりするぐらい天涯孤独で不幸な身の上の主人公は、
まったく知らない人の家で育てられたが、
一人にされなかった喜びと感謝から、
他人に対していついかなる場合も明るく笑顔でやり抜く、
究極の八方美人男になるんですが・・・

モヤモヤ注意。  

とにかく、ストーリーがモヤモヤしてるんです(笑)
映画って問題が起きて、解決して、また問題が起きて、
また解決しての連続なんですが、なんかそういう予定調和がなく、
モヤモヤモヤがいっぱい残るんです。いつ解決すんのか待ってたら
気付いたらモヤモヤモヤモヤになってるんです。増えるんです。
MOREモヤです。モアモヤモヤです。
くだらないんで、次行って下さい。

でもそれはまるで、奥さんに晩ご飯作ってって頼んだら、
カレーにカレーをかけて、ビールグラスにカレーが
注がれていて、おいおいせめてご飯ちょうだいって
言ったらカレーが出て来てなんでやねん!みたいな
苦境がびっくりするぐらい起こり、気付けば
ちゃぶだいの上はカレーだらけ、みたいな感じです。

え?どうすんの?みたいになりますよね?
映画中ずっとなりました。

もしほんとにそんな奥さんがいたらどうしますか?
説得するか、機嫌を取るか、怒るかしますか?

でも違います。最強のリーダーは違いますよ。
だってそういうことを平気でやる奥さんを
説得するのなんかめっちゃ時間が掛かりますよ。

そして、今回阿部サダヲ演じる主人公は
びっくりするほど見事にそれを解決します。
それは・・・

魔法の言葉  

受け入れるってことです。

「好きでお前と一緒にいるんだから、これぐらいいいよ!」
ってニコニコ笑うんです。

カレーだらけの食卓をオッケーにする。
だってあなたは僕が認めた人なんですから、
あなたが嫌なことを察しないはずがないんです。
だから、受け入れる。

すると相手はえええってなる。
あなたの強さを感じる。そして認める。こうなると
人って絶対に動いてくれる。

なるほどなーですよね。
ちゃぶだいはひっくり返ってませんが、
なんとなく一番ひっくり返ってるように思います。

ちなみに大阪でちゃぶだいがひっくり返る原因ベスト3は、

3位阪神タイガースが負けた時
2位阪神タイガースが負けた時
1位阪神タイガースが負けた時

ですが、他府県はいかがなもんでしょうか?

でも真面目な話、しばし仕事でも、ちまちま何かを
議論するなら、でっかいところをばしっと変えてしまうのが
リーダーの仕事だったりしますよね。

主人公は映画中ずっとこの台詞を口にします。

「好きでやってますから!」

すごい台詞だなあと思います。
どんな苦難もこの言葉だけで片付けられる人って凄くないですか?
ある意味一番視点が高い人です。

問題が起きる度に解決出来るキレる系の人もすごい素敵ですが、
やっぱり人間一番尊敬出来るのは「強い人」ですよね。

ご近所さんに何を頼まれても絶対断らない。
色んな人の責任を迷わず取りに行く。
びっくりするぐらいのみんなの裏切りも受け入れる。
そして、いつも笑顔でこの台詞、

「好きでやってますから!」

果たして言えるかなー?世の中に何人いるんでしょうか?
この台詞もまた究極の言葉選びのひとつに勝手に認定したいですねー。

人生は泥臭い   

人生をちゃぶだいに例えるなら、どんな亭主関白にも耐えられる
優しい奥さんがいて、机の上には常にビールが用意されていて、
つまみも豊富で料理も美味くて、というような状態なんてない!
とこの映画は言ってます。

それが人生だと。

ストーリーもそんな感じで、なんか最後の最後まで
納得できないようなモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤが、こんぐらい続いていくんですが(この数値は個人の感想によるものです)
阿部サダヲ演じる主人公が、その責任を全て背負って、
どかーんと見事にそのモヤモヤを晴らしてくれます。

素直が最強   

受け入れる。

この映画を観て思ったことは、
人類史が始まって以来ずっと、人として最強の行動はそれかも知れません。

僕の周りでもそんなことしたら、人からなめられないか
不安に思う人がたくさんいます。僕もそうです。
でも尊敬する人生の諸先輩方は、みんな評価は自分でするもんじゃなく、
周りがしてくれるものだと言います。

確かに、受け入れることが出来る人、つまり心が素直でタフな人が
評価されないことはないはずです。

大好きな格言に、
ささやきのようなものだけど、
たとえどんな喧噪の中にいても
絶対に聞こえなくなることはないもの、
それは良心だ。

というのがあります。

つまり人が人である以上、この映画の阿部サダヲが
一番等身大で、一番最強の男ってことかも知れません。

世のリーダーの方、好きでやってるんだから
落ち込んだり、悩み過ぎはダメですて!

なくもんか

是非。


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