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2010.07.26

我が子を一流企業のTOPに育てるには

投稿者:中道 | コメント (0)


『2012』
主演:ジョン・キューザック/アマンダ・ピート

人類滅亡。
映画でも小説でもよく使われるテーマですが、
人間である以上、究極のテーマです。

この作品は、2012年問題を扱った
大作ですが、そもそも2012年問題って
どれぐらいの人がご存知なんでしょうか?
僕はたまたまこの道でも著名な
エハン・デラヴィさんとお話しさせて頂いた
ことがあるので、あくまで少々ですが、
メディアで分かる情報よりは深いとこを
知っています。

でも今日は、そこはあえて触れません。
なぜなら今回のこの映画には、もっといいご利益があるからです。
僕はこの映画を、受験戦争中の子供に真っ先に見せるべきSF映画
と呼びたい。

あらすじは・・・  

偉い学者が、
ちょっとちょっと!
地球と月と太陽とプレアデス星団と、あと色々が、
約60万年に一度、横1列に並ぶ時、
太陽にめっちゃ異変が起きて、もちろん地球にも、
未だかつて無い影響が起こるねん!

ええ、まじで!?それってやばくない?
でも、約60万年に一度なら、まあ心配ないか!!
ちなみに次それが起こるのはいつなん?
えっと、2012年みたい・・・
ああ、2012年ね、、まだだいぶ先、
再来年やーーーーーーーん!
っていう内容です。

最大規模のパニック  

アルマゲドンや、ザ・コアなど、クライシス系の映画は数あれど、
いやいや、今回のは、流石に2012年問題を扱っただけあって、
無茶苦茶ですね。地球が海辺に作った砂の城みたいに
めきめき壊れて行きますから。もう、めきめきって言葉が
一番しっくり来る。ビルも山も、何もかもめきめき壊れて行くんです。

でも人間って微妙っていうか勝手だと思いました。
僕らってなんでもギリギリのラインが好きなんですよね。
アイドルの見えそうで見えないパンツとか、胸の谷間とか、
そういうもんで、ばっと丸裸が見えてしまうとその先がないので、
気持ち的には満足はしてもなんか強烈に残らない。
この映画って、そこまでヒットしなかったと思うんですが、
その理由は絶対それです。

地球がめきめき壊れ過ぎて、選択肢がないんです。
パニック映画だから生きるか死ぬかを問うのは当たり前ですが、
ここまで地球が全部壊れていくと、人間には選択肢ってものがないので、
なんか萎えてしまうんですよねえ・・・
この映画を観て一番心が動くのは恐らく神様ですよ。
何億年もの月日を掛けて、せっかくここまで作ったのに
片っ端から壊れて行くから、プラモデル壊した子供みたいに
凹んでるのは絶対神様の方だと思います。
僕が神様なら絶対泣きます。
「コラー!南米作るのに一体何年掛かったと思ってんねやー!?」
って。

最高のCG技術。  

でも大丈夫です。
そんな微妙な心境の中でも、この映画は絶対に観た方がいい側面がある。
特に、受験戦争中の親子です。まあでも今の会社で絶対一番を取りたい人も
向いている映画と言えます。なぜなら・・・

ジョンキューザック演じる主人公の家族は、政府のトップシークレットである
2012年に地球に起こる悲運を偶然知ってしまい、その運と、行動力と
子供を守り抜くと言う信念で次々と困難をクリアしていくんですが、

さっきの文でも書いたように、困難をクリアしていくというか、
地球が全部壊れて行ってる訳ですから、クリアも何もないんです。
全部壊れて行ってますから、主人公はめきめき壊れて行く地球の
すれすれのラインを、車や飛行機やジャンボジェットを駆使して
ギリギリで進み、家族以外、隣にいる人達が死んで行く姿を、
最新技術のCGを駆使して描かれて行くんですが・・・

要するにギリギリの選択肢がないから、ドラマがない。
ドキドキしない。だれがどうなんねん!?次どうすんねん!?
っていう感情が起こらない。でもそれは、つまらないという
感情ではなく、冷静沈着な着眼点を僕らにくれるんです。
それは、

勉強を頑張る理由   

この映画は、今、勉強や仕事を頑張る理由を説明する為に、
何十億というお金を使って作られたプレゼン資料です。

今を頑張るってことがどういうことか、
近年稀に見る予算で説明された傑作です。

例えば、小学校受験、中学校受験、灘高校受験、
東大受験、一流企業への入社試験などそれらは、
敗者がいて、生き残った者が勝者なんだということが
視覚的に見事に伝わって来る。

もたもたしてる人や、感傷に浸っている人は
次々と、めきめきと崩壊していくんです。

人間は本能が馬鹿じゃないから、この映像を観たら、
自分が勝ち組と負け組のどっちになりたいかを
理由も無くはっきりと自覚出来るはずです。

この映画をその側面から観て、未だ頑張る意味が
わからないと言える子供は果たしてどれくらいいますかねー。

他の映画ではこうはいきませんよね。
生き残る人がたくさんいるから。

でもこの映画はほぼ全滅します。
つまり「勝ち残る」ってことの意味深さを
すごく適切に教えてくれる映画です。

人間の尊厳   

ラストシーンも見応え抜群です。

受験戦争に敗北するという津波がもうそこまで来ている時に、
自分はセーフラインの内にて、たくさんの仲間が未だ
アウトゾーンで苦しんでいる時に、

この受験戦争を勝ち抜くことが全てだ!他の奴らのことまで
考えてる場合じゃない!と官房長官。

勉強も仕事も、周囲の人の支えがあってこそ繁栄してきたのだ!
仲間を見捨てる人間としてならこの先勝ち続けたくない!と科学顧問。

現実的に考えるとどっちも正解なので、どうとはコメントし難いですが、
勝ち続けることの大切さと、それでも最後は人間である以上、
共存と協力、そして人間愛が必ず必要であると、この映画は終わります。

いやいや素晴らしい。

2流のパニックアクションかと思えば、
何のために人生頑張るのか?迷っちゃってる人を
言葉や説明もなく、本能的に理解させてくれる映画じゃないですか・・・

まさか朝6時からそんな脳内になるなんて思ってもなかったから、
思わぬ収穫に興奮し、嬉しい限りです。

てなわけで、お父さん、お母さん、そして社長さん!
なんで勉強するの?って質問してくる子供がいたら、
まっさきにこれを見せないとダメですて!

2012

是非。


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